やまびこ会が取り組んできた遺伝子組み換え反対運動 安全な食べ物を食べて暮らしたい・・・。そんな当たり前の生活が、根底から崩れていきそうな恐怖感がありました。
最初遺伝子組み換えの記事を読んだとき、すごく化学技術の進歩を感じた時期もありました。しかし、その実態は企業の営利のみを追求したものの何物でもありませんでした。
我々「やまびこ会」は、2011年2月24日いち早く「GMO Free Zone」宣言をし、遺伝子組み換え作物反対を掲げました。

国内に於いては、遺伝子組み換え種子の販売はなされていないと、若干の安心感はありましたが、輸入菜種が遺伝子組み換えのものであり、運送の際に種子が散らばり自生している実態を学習会等で聞いて熊本でも、発見されていることに驚きを感じました。

その菜種が、ハチなどによりもともと自生しているものと交配を繰り返していく可能性を思うと、ほかの植物や昆虫に異変がおこるかもしれません。今回、GCくまもと組合員事務局からの簡易検体検査の依頼をうけ、3/11宇城市の近隣地域を含め、5か所の検体を採取し調査をしました。当初、5か所を簡単に採取できるものと考えていましたが、実際に回ってみると菜種の自生を見つけるのに苦労しました。からし菜がほとんどで約2時間程かけてサンプルを集めました。

簡易調査では、学習会で教えていただいていたので、要領よく結果をしることができました。1から4の場所については陰性の結果でしたが、5の場所についてのみラウンドアップ耐性のほうが陰性でも陽性でもなく、ピンクの線が何も現れないという不思議な結果になりました。早速、本部に送り再検査を行ってもらいました。


今回の調査で感じたことは、地元付近にまだ遺伝子組み換え菜種が自生してないことに一応の安心感はありましたが、今後も定期的に調査をしていくことで自然をまもることが出来ることに繋がると信じています。
やまびこ会 会長 中塘 万格人(なかども まこと)